僕がこの「coneru」の構想を想い描いたのは、数年前、栃木県の益子町で毎年2回開催されている陶器市を訪ねたのがきっかけです。
そこには、個性的な作家さんたちがたくさんいて、それぞれ手作りで、対面販売でその器の事を楽しそうに話しながらお客さんと接している姿がありました。
僕もいろんなうつわに目を付けて、携帯で写真を撮って、「あれにしよう これにしよう」といろいろ迷った挙句、閉会間近に走ってお目当てのテントに向かってました(笑
そしてなにより驚かされたのが、そこで楽しそうに買い物をしているお客さんの中に、若いご夫婦やカップル、小さなお子さんを連れたファミリーがたくさん居るんです!
僕が「陶器市に行く」と言うと、まだまだ「渋い趣味だねぇ」という反応が多くあります。おそらく、古い店先にビールケースにうず高く積まれた同じ形をした安いお皿がズラッと並んでいる、昔ながらの陶器市のイメージが強いのではないかと思います。
そういうイメージを刷新して、自分のこだわりの器を探す楽しさや、作家さんの想いを直接聞く楽しさ、そうやって手に入れた器を日常で使う楽しさ、日常の中でこそ美しさを放つ器の表情をより多くの人に知ってほしい、そしてそれが日本のモノづくりを元気にする一助になればいいなーと考えています。
そういう想いを周りの人たちに話していくうちに、想いに共感してくれた仲間たちが集まり、そしてこのたび、この「coneru」を始動するに至りました!
ここでは、僕らが出会う作家さんを紹介したり、うつわのうんちくを語ったり、楽しそうにうつわ選びをする使い手であるお客さんにも焦点を当てて、いろんなうつわの楽しみ方を提案していきたいと思います。
さらには、ここでいろんなうつわに出会って買えたり、ワークショップに参加したり、うつわ自慢したり・・・いろんなことが実現出来るようにしていきたいと考えています。
みなさんと共に少しづつ成長していく「coneru」をどうぞご贔屓よろしくお願いしますm(_ _)m